無理にでも前向きにならないとダークサイドに落ちる。
元プロテニスプレーヤーの沢松奈生子さんは、現役時代、世界ランキングを14位まで
上げたトップ選手ですが、ラジオでこんな話をしていました。
「不思議な事に、もうこれで満足、と思った瞬間に、ランキングはガタガタと落ちていく。音を立てて落ちていく。現状維持でいいと思っても維持はできない。もっと上を目指す、それでやっと現状維持できる。」
これはスポーツなどの特殊な世界でなくても、その通りだと思う。
私は元来、欲がないので(笑)、のんびり気楽に生きたい人間なんだけど、
それでは現状維持できないと経験上思う。
最近すごく思うのは、同じ境遇の人とは、あまり近付いちゃいけない気がする。
私は学校も家も酷い環境だったので、大人になってから毒親系の本を読みあさったり、
カウンセリングを受けたり、自助グループのような会(正確には違うが)に参加したり、色々やってきた。
で、どれも役に立たなかった。笑
まあ、経験したからこそ役立たない事が分かったので、それはいいんだが。笑
とある心療内科医主宰の会に参加していた時、当然そこに集まってる会員は
問題ある環境で育ってきた人達がほとんどな訳だが、やっぱり付き合いたくない人達
ばかりだった。
訳の分からないところでライバル意識向けられたり、誰も得しないような嘘つかれたり、生い立ちのせいだと分かっていても付き合いたくなかった。
今度はQ&Aサイトや2chなど、ネットで解決策を求めたが、やはり役に立たなかった。
けど、普通に考えれば、Q&Aサイトで一生懸命他人の質問に答えてるような人って
現実社会でどういう暮らししてるのか分かるし、2chも中には的を射てる事書いてる人もいるんだけど、99%がただのネガティブだし、そもそもネットって自分で検索をかけないと辿り着かないから、やっぱそこに集まるのは似たような人しかいないのである。
『ウェブはバカと暇人のもの』という本にも出てくるけど、「ネット上で有名人」というのは、一般的には全然知られてない事が多い。そりゃそうだ。ネットは基本的に「自分の興味ある事」を検索して、その世界しか見ていないのだから。
私も数カ月前まで、『ブログ飯』の染谷氏なんて知らなかった。けど、少しでも
アフィリエイト等をやってる人達の間では有名人らしい。
で、話があちこちに行ってしまったので戻すけど、要は「自分と同じような境遇で育った人と分かりあえるか?と言うと全然そんな事ないし、むしろ全然違う環境で生きてきた人や、歪んでない(俗にいう、育ちのいい)人と接する方が自分の為になる」という事だ。
だから、私も無理にでも前向きにならないと、生きていけないのである。